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メンテナンスサイクル

塗料の種類により、耐用年数が変わってきます

生涯に何回、塗替えをしますか?

01MCC(メンテナンスサイクルコスト)について

建物の生涯塗り替え回数と使用材料との関係

現在、新しく家や建物を建てる場合、お客様が用意できる資金の問題や、受注したい業者間での熾烈な価格競争等により、イニシャルコスト(新築代金や増改築に伴う初期費用。 これに対して維持や管理に継続的にかかる費用をランニングコストといいます。)はかなり低めに設定されています。 従いまして、新築の物件には、特に指定がない限りあまりいい塗料は使われていないようです。 特に個人住宅の外壁として多用されているサイディングボードは新築で5~7年、コロニアルの屋根材は2~4年が最初の塗り替え時期といわれています。

塗り替えによく使われる塗料を材料別に表にしてみますと次のようになります。

部位 使用材料 塗り替えにかかる費用 次回塗り替えまで
の期間
1年当りの
平均単価
材料費 作業工賃 足場代 諸経費  合計  目安(年) 平均(年)
外壁 ウレタン a 15a 6a 4a 26a 4~6 5 5.2a
シリコン 3a 15a 6a  5a 29a 7~10 8.5 3.4a
フッ素 5a 15a 6a 6a 32a 10~15 12.5 2.6a
光触媒
(TOTO社製)
7a 17a 6a 6a 36a 20~25 22.5 1.6a
屋根 ウレタン a 8a 3a 2a 14a 2~4 3 4.7a
シリコン 3a 8a 3a 3a 17a 3~5 4 4.3a
液体ガラス
(日興社製)
10a 8a 3a 4a 25a 5~10 7.5 3.3a

※ウレタンの材料費をaとして料金を換算

これは当社の平均的な数字であり、立地条件や下地の程度、天候などの諸条件の他に、「職人の腕」も仕上がりや持ちに大きく影響します。 当社より腕のいい職人さんが手掛けた場合はもちろん表より長持ちしますし、逆なら表より早く寿命がきます。

別頁でも触れましたが、どんなに高価な材料を使っても、職人の知識と腕によって仕上がりと持ちは全然違ってきます。 外壁塗装において上記表中で最も安価な塗り替え費用はウレタン樹脂塗料の26aで、最も高価なものが光触媒を使ったときの36aです。見た目では40%近くの金額差があります。 ここで注意していただきたいことが1点あります。
「作業工賃や足場代、諸経費等は材料が違っても大きくは変わらない」ということです。

塗装工事では、足場や養生、作業工賃や交通費、資材運搬費、産廃処理費、治具・工具等の減価償却、消耗品代等々目に見えにくく後には残らないものにかかる費用が大半を占めるのです。 それをふまえて、それぞれ材料代のみの比較をすると、ウレタン樹脂塗料のaに対して、光触媒塗料は7aと7倍も高価な材料を使うにもかかわらず、塗装工事1回の合計金額では1.4倍にもならない!ということに注目してください。

さらに25年間に何回塗り替えるかの理論上の計算表を作成してみました。ここでは上の表に基づいて、MCC(Maintenance Cycle Cost メンテナンス・サイクル・コスト )について考察してみます。

部位 使用材料 25年間に
塗替える回数
1回当たりの
塗装工事費用
25年間にかかる
塗装工事費用
1年当たりに換算
した塗装工事費用
外壁 ウレタン 5 26a 130a 5.2a
シリコン 3 29a 87a 3.5a
フッ素 2 32a 64a 2.6a
光触媒
(TOTO社製)
1 36a 36a 1.4a
屋根 ウレタン 9 14a 126a 5a
シリコン 7 17a 119a 4.8a
液体ガラス
(日興社製)
4 25a 100a 4a

次回塗替えまでの平均期間を、持ちが標準的な塗料と持ちがいい塗料を比較してみます。
ウレタン樹脂塗料:光触媒塗料=5年:22.5年です。これは光触媒塗料で1回施工すると、その間にウレタン樹脂塗料での塗り替えは5回以上しなければならない計算になります。
実際の建物ではこんなに塗り替えることはあまり現実的ではありませんが、理論上の考え方としてこれを金額に換算しますと、ウレタン樹脂塗料は年単価5.2aに対して、光触媒塗料の場合は1.4aです。 なんと3.7倍以上も生涯のメンテナンス費用に差が出るのです。

材料費で40%高いものを使うだけで、お家のメンテナンスサイクルコストが270%以上の投資効率を生み出すのです。つまり「どうせ塗り替えるなら多少無理してもいい材料で」ということです。目先の割安感で「安物買いの銭失い」にはご注意してください。

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